CB750 FOUR(1)

 HONDA CB750FOUR (1/6 TAMIYA)
「ザ・ナナハン」

日本に「ナナハン」という言葉を定着させた歴史的なバイク。
ドライサンプを採用したシンプルなOHCエンジンは、バイクブーム以来の複雑化した昨今エンジンより、
かえって力強さを感じます。

オリジナルのデザインで塗装しています。

キットはTAMIYAのビックバイクシリーズNo.1。
かなり昔のキット(再販もの)なので形状が単純な割に組み立て精度がかなり低く
(とは言っても同時期の他社製品より、かなりましですが)、大量のメッキパーツに
パーティングラインが派手に出ていて処理に困る製品。
(最近では余り見かけませんが、埃を巻き込んだままメッキしているパーツがあったりします)


CB750 FOUR(2)

CB750 FOUR(3)

CB750 FOUR(4)

ナンバーはデカールで製作。(架空のものですが一応モザイク処理)

CB750 FOUR(5)

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今回のポイント

・ 純正色にシルバーはない(と思う、たぶん)ので、メッキ部品との兼ね合いを考慮してシルキーなシルバーを調色しています。オリジナルデカールを作り起こし、デカール貼り付け後のクリヤーコートでツヤを出しています。タンクのウイングマークは当時の実車にはないもの。クリヤーイエローとオレンジでグラデーションを付けて 塗装後に、黒の輪郭ラインのデカールを貼ってみました。

・ ハンドルやステップ、バックミラーやウインカーのステーなど、完成後の破損が心配な部分は真鍮パイプに交換したりピアノ線を仕込むなどして補強しています。

・ メッキ部品のうちエンジンのシリンダー部分やクランクケース、フロントフォーク、ブレーキディスクなどは、一旦メッキを落としてから成形して塗装しています。エキゾーストパイプやマフラーはパーティングラインを処理してからメッキが剥げた部分に細く切った糊付き金属箔を貼っています。(エキパイの焼けをクリヤー系の塗料で派手めにに表現しています)

・前後ホイールのスポークもバリやパーティングラインが目立つので、削り落としてからシルバーを塗装しています。

・ほぼ完成した状態で下回りの埃汚れや排気口のすすなどを吹き、タイヤにはTAMIYAのウェザリングマスターセットを使って軽めの使用感を付けています。

CB750 FOUR

CB750 FOUR

ケース台座へはエンジン底部にナットを仕込んでビスで固定しています。
(1/6サイズのケースはさすがに巨大です)


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